花鳥風月(感じる日本庭園)
季節に応じて美しく変化する自然の風景を楽しむことができるものを身近に取り込む。
日本庭園(自然風景式庭園)は「石」「人」「自然」の調和でできています。
日本独自の庭園様式としては、浄土式庭園、枯山水、茶庭が挙げられます。皆さんが京都に出かけて古い街並みや庭を眺めているとホッとする感覚に成ることがあるかと思います。それは京都が1200年の歴史を持つ都市であり、日本人の美意識、知識、文化、技術が詰まっている芸術作品に日本人のDNA(遺伝子)が反応しているように思われます。
昨今では400万円以上する乗用車を買う人は大勢いますが、庭を造る人が少なくて非常に残念です。また、庭の維持管理費も車の維持費(法定点検、車検、自動車税など)と同じと考えて、良い管理を続けていけば、年を重ねるごとに良い庭に成っていくのです。
良い庭の条件とは
- デザインが良いこと
- その場所に適した植物を使うこと
- 維持管理が素晴らしいこと
特に3つ目の項目は最も重要であり、美しいと称される庭は大変管理が行き届いています。庭を綺麗に保ち、植物の世話をすることが、心を清め自分を高めることにつながると思います。
今一度、「花鳥風月を感じる日本庭園」の良さを再認識して、心和む緑の空間を造るお手伝いをしていきたいと思います。